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奥三河パワートレイルを応援

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奥三河パワートレイルを応援してきました。
本当は自分もエントリーしていた大会。これまでのレースでの最長距離、45kmを越えて、初めての70kmレースになる予定だった大会。はじめて参加する石川弘樹さんプロデュースの大会、になる予定でした。
年明けから続いている左足足首上の痛み、どうやらシンスプリントの痛みらしく、無理して走っていた期間が長い分、回復も長引いています。Mount Chop、新城と、痛みをおして出場したツケを払っている感じですが、自分のフォームを見なおしたり、自分にあった靴を探したりする機会をもらったんだ、と思って、こういう時にしかできないことをいろいろ見直そうと思っています。
ということで、なるべくケガの期間も前向きに捉えてやっていこうと思ってはいますが、週末に家で過ごしているところに、トレランの写真が次々と流れてきて、それをついfacebookでうっかり見てしまったりなんかすると、やっぱり感情的には我慢しきれない(というか、ほぼ発狂するのではないか)という予感がして、さてどうしたものかと考えて思いついたのが、「山で応援する」という解決方法でした。自分で山に出かけて行って、思いっきり走っている人たちを応援するというアイデアを思いついたのでした。これは大当たり。おかげで楽しい週末を過ごすことができました。たくさんトレランの知り合いも増えましたし。

ということで、奥三河パワートレイルの振り返りです。
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世界選手権の選考レースになっていることもあって、有力選手が揃いました。今まで雑誌やウェブでしか見たことがなかった選手がたくさん出場されていて、応援のしがいがありました。
普段はトップ選手は、スタート直後に視界から消え去ってしまいますが、車で先回りしながら応援すれば、トップ選手の走りや駆け引きを、何度も生で見られて、それはそれで貴重な体験でした。

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序盤の茶臼山では近藤さんが先行して、それを平澤と小原さんが追う展開。近藤さんはぎゅっと前方に視線を集中させて走られていて、かなりの集中力を感じました。

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近藤さんを追いかける昨年優勝の平澤さんと、小原さん。この後、平澤さんは近藤さんに追いついて、二人でトップ走行に入ります。

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声援に応えてくれた小原さん。グレーのコーディネイトが決まっていて格好良いですね。(よく見えないですけどシューズもグレーのチャレンジャーで色が揃ってます)。

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女子のトップは大石さん。なんとここからずっと女子独走で優勝しました。

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前日からたまたま宿が一緒だったNadiの藪さんと成田さん。応援団も充実していてすごく楽しそうでした。

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約5km地点の先頭近藤さんと平澤さん。相変わらずの気迫と集中力です。

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6位につけている大瀬さん。こういう位置で写真を撮ると、トップ選手のフォームや装備を後からじっくり見られて、とても参考になりました。

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関西トレラン界のヒロイン(?)丹羽さん。いつも笑顔でこちらまで楽しくなってしまいます。この時は2位につけていて、後で落っことした、というフラスクもくっついていました。

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一緒に行った西さん。「ちょっと飛ばし過ぎな気がするー」と言いながら、快調そうでした。

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35km、設楽大橋手前でトップを行く近藤さんと平澤さん。二人とも気迫十分で、このまま二人の優勝争いになるのか、と思っていましたが、この後近藤さんはリタイア、平澤さんも失速して大きく順位が入れ替わる展開に。最初の勢いだけではなかなか展開は分からないものですね。

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3位に現れた菊嶋さんと小原さん。たまたま目の前で小原さんが荷物を落とし、それを菊嶋さんが拾って渡し、お互いに笑い合う、という場面に遭遇。
こんな上位でしのぎを削っている状態でも、お互いに気遣いあえるお二人の人柄に、ほっこりしました。

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昨年の東山三十六峰で圧倒的なタイムで優勝されていたのが印象的だった西村さん。さすがロードは快調そうです。

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NHKで放映されたトルデジアンでの活躍の様子が記憶に新しい小野さん。この日は20番くらいを走行されていましたが、この後リタイアされてしまいました。

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42km、和市登山口での地元の方の応援。この辺りは、地元の方が家の軒先で私設エイドをされていたり、声援を送られたりしていて、とても温かいなあ、と感じました。

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日本棚田百選にも選ばれている、四谷千枚田。選手は棚田の上を通るのであまり全貌は見られませんが、応援は見られます(笑)。
実は個人的に棚田も好きで、全国津々浦々、ついでがあれば少し棚田も巡っているのですが、ここの棚田はレベル高いです。特に標高差が大きくて、それが一望で眺められるのがポイント高いです。

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一つくらいはちゃんと山に登ろうと思い、仏坂トンネルに車を止めて、東海自然歩道を宇連山方面へ登り、53km、840mピーク近辺で選手を待ちました。
手前でトップ走行していた近藤さん、平澤さんが先頭でやってくるのかと思っていましたが、単独で最初に現れたのは小原さん。後半の山区間が始まって、気温も一気に上昇したところで、大きな逆転劇が見られました。そして、このまま優勝されました。追い上げての優勝、格好良いです。

ちなみに山の激坂区間で応援していて分かったことは、「トップ選手でも歩くんだ」ということでした。もしかしてずっと走っているのかな?と思っていたので、ちょっと安心しました(笑)。

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2位で現れたのは吉原さん。まだ大学生だそうです。こちらも設楽大橋で6位からのジャンプアップ。
吉原さんは足に流血の怪我を負っていて、遠くからでも声が聞こえてくるくらいハアハアと息を荒げて通り過ぎて行きました。通過した選手の中で、一番息が荒れていました。
満身創痍なのかと思いましたが、結局このまま2位でゴールされました。精神力がすごいです。

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3位に現れたのは大瀬さん。こちらは少し余裕を感じます。この余裕で、前の吉原さんを捉えるのではないかと思ったのですが、吉原さんが粘られたようです。
大瀬さんからは後日、ご丁寧に写真に関するメッセージを頂き、嬉しかったです。

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4位は望月さん。TJARでの活躍はテレビで見ていましたが、先日参加した新城での64K優勝されるのを目の当たりにして、さらにファンになりました。なんというか、落ち着いていて格好良いです。
この日も後半にじわじわ追い上げて、いつの間にか4位まで順位を上げていました。僕たちの前を通りがけに「(後半になって)疲れてきたので、楽しくなってきましたよ。」と話してました。まず、世間話のように話しかけてくれるところからも余裕を感じましたし、「疲れてきたので楽しい」ってこの人いったいどれだけ・・・という(笑)。
それで、僕達が応援していたのはものすごい激坂の登りだったのですが、この登りを歩いて登る速度は望月さんが一番速かったように思います。このままの勢いでさらに順位を上げちゃうんじゃないか、とも思いましたが、4位でゴールでした。

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女子トップは大石さん。ゆるい上りを笑顔で走っていて、なんでそんなに元気なんですか、という感じでした。

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女子の2位争いは、丹羽さんと太田さん。終盤のこのポイントで、2人がこれだけ接近して争っていて、気軽に声をかけられない雰囲気を感じました。この後、太田さんが丹羽さんをかわして2位に、丹羽さんは3位でゴールしました。
丹羽さんはいつも必ず笑顔の印象ですが、息を荒げながら黙々と上られていて、ここまで追い込んでいる姿をはじめて見ました。後で伺ったところ、フラスクを落とすハプニングがあったり、これまでにないくらい足がつっていた、ということでした。なかなか貴重な場面をみた気がします。

藪さんや西さんが通り過ぎるまで応援して、ゴール地点へ。山の中では、たぶん300人くらい応援したり、写真を撮ったりしたと思います。山の中では、話しかけてくれたり、一緒に連れて行った子どもに声をかけてくれる方がいたりして、とても距離感の近い応援ができました。

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前半にトップを快走していた平澤さんは、終盤失速して歩きながらゴール。インタビューで「招待されたので最後まで走った」と仰っていて、それも素晴らしいなと思いました。
平澤さんからも後日メッセージを頂いて嬉しかったです。

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ゴールを迎える皆さんの表情がまた、良いんです。ゴールの瞬間の表情を見ながら、自分もまた、長い道のりを走り切ったような気持ちになれました。
こんなに全てを出し切ることって、なかなか無いですよね。全部出し切った時に、その人そのもの、その人の「素」が現れてるな、と感じました。飾らない、「素」の人間って、美しいです。

「応援でもいいから行ってみよう」、と思って参加した奥三河パワートレイルでしたが、トップ選手の走りを間近で見られたり、走り切ったたくさんの人から力をもらうことができました。

走った皆さん、運営された皆さん、ありがとうございます。